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■ 胃がんリスク検診についてのお知らせです。 |
胃がんリスク検診とは、 胃がんが発生しやすい状態かどうかを検査するもので、血液を検査することにより行います。
具体的には、次の2つの項目を調べて判定を行います。 ○ピロリ菌抗体検査 (胃の中に、ピロリ菌が存在するかどうか) ○ペプシノゲン法検査 (胃粘膜の萎縮が進んでいるか 胃炎)
ただしこの検査はあくまでも、「胃がんになりやすいかどうかを調べる検査」で、「胃がんを みつける検査」ではありません。 この結果で、さらに詳しい検査や治療が必要かどうかを 判断しますので、結果については 必ずかかりつけ医もしくは専門医に相談してください。
なお、長崎市では平成27年度から、40歳以上の方には1000円の負担で、受診して いただけるようになりました。 (ただし平成27年度の対象者は、平成27年4月1日現在で 40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方で、 かつ長崎市に住民票のある方です。 また受診期間は平成28年3月31日までになっています。) |
■ 慢性胃炎の方のピロリ菌の除菌治療ができるようになりました。 |
■ ピロリ菌は、胃の中(胃の粘膜の中)にいるらせん形をした菌で、主に胃や十二指腸などの病気の原因になります。 ピロリ菌の感染が続くと慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)がすすみ、この慢性胃炎が、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには全身的な病気などを引き起こすおそれがあることが明らかになってきました。 このピロリ菌を退治する治療(除菌治療)は、これまで胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの限られた病気がある方に限られて、保険治療が可能でした。 平成25年2月から、慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)の方の除菌についても、保険適用が認められました。 治療を希望される方は、ご相談ください。 1)内視鏡検査(胃炎があるかどうかを診断します) 2)ピロリ菌の存在診断検査(ピロリ菌が胃の中にいるかどうかを調べる検査です) あらかじめ、この2つの検査が必要です。 |
■ 嘔吐下痢症 (2013.2月) |
■ 嘔吐下痢症は、強い嘔吐に加えて下痢が頻繁に起こる症状で、ウイルスに感染したことにより生じます。原因になるウイルスの感染力はあまりないのですが、体力が落ちているときなどには他人からうつることもありますから、予防が必要です。 嘔吐下痢症にかかるのは子供だけではありません。 お年寄りにも発症しやすいため、体力が低下しているお年寄りは、嘔吐下痢症の発症が確認された患者が周りにいる場合、なるべく一緒にいないようにしましょう。
嘔吐については、ほとんど食事をしていなくても吐き気に襲われ、発症してから2、3日は特にひどい症状になります。発症してからは初めに嘔吐、それから下痢の症状が悪化してしまい、やや白い黄色や緑色など通常とは明らかに異なる便が出るようになり、少しずつ水分量の多いものになります。
はきけがある間は、口にできる食べ物と食べられないものがはっきり分かれるので、消化のはたらきに負担がかかる食べ物は、治療をしている間はひかえたほうが良いでしょう。
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